人感センサ [つれづれ]
twitterで話題になってたので。
よくセンサーライトの下についてるあれです。
人体が発する赤外線を感知します。
中身はというと
こんな感じです。真ん中が赤外を感じるサーモパイル(焦電センサ)、上は周りの明るさを感じるCdSセンサ。昼・夜の判定用です。
サーモパイルのアップ。表面には可視光などをカットするフィルタ、中には温度差で電気が流れる熱電対の束ねたものが2つ入っています。
中では二つの電堆がこういう風に接続されていて、両方とも同じ光が入力されていると(日中の外光)差し引きゼロ、差ができるとその差分だけ端子に現れます。
それだけだと、たまたま片方影になったときにONしっぱなしになるので、このあと変化分だけ取り出す(微分する)処理をします。
体ゆすらないと開かない自動ドアや、光らない照明は、これらの働きによるものです。
こちら、ゴミ捨て場で拾ったFlukeの非接触温度計アダプタ。
センサ部の様子。右の扇見たいのがくるくる回って、センサの遮光/露光します。
変化がないと出力がない特性対策か、キャリブレーション(調整)用と思います。
ツイッターで話題にしました。
おもしろいなぁ(^^)
by 匝 (2012-08-10 05:59)